職業が一応SEなので、もともと首や肩なんかが痛む人ではあったけれど、
ある時、あまりにも痛くて痛くて、、痛みが気になって夜も眠れない時期がありました。
そんな時に行ってみた鍼灸治療のはなしです。
結果から言うと、体質改善が出来ました!
それだけでなく、先生からいろいろと教わったこともありました。
きっかけ
デスクワークもやる仕事柄、何かと節々が痛む人でしたが、あるとき我慢出来ないほどの状態となって襲ってきました。
・首、肩、腰(ア○ナミンではダメだった)
・右腕の指先からワキまでの筋(マウス病)
・肋骨の間の筋(のちに肋間神経痛と教えてもらった。。)
夜も眠れないくらいで自力でマッサージやら栄養剤やらしながら、一週間以上経過しても良くならず。。
どうにもできず、どこかのお世話になると決めました。
鍼灸にした理由
巷には様々な種類の治療院があります。
鍼の他にも各種整体やマッサージ、昔は点滴バーなんてありましたね。。最近はストレッチ教室なんてのもチラシで見ました。
何も知らない状態でしたが、以下の理由で鍼灸院を探すことにしました。
・東洋医学に興味があった
・対症療法でなく、根治治療になるかも?
・むかし会社の後輩から良かったと聞いた(痛いなどマイナスイメージは無かった)
結局、近所で男性でも予約が取りやすそうなところを探し、通い始めました。
診断
鍼灸での治療に向けた診断は、東洋医学に基づくものと基本は同じでした。
・見る、診る…顔面・舌など身体の状態や色をみてもらう
・聞く…熱や痛みなど自覚症状を伝える
・触れる…脈をみる、お腹に触れて(というか軽く押す)状態をみてもらう
他にも話し方、咳などから呼吸の状態などをみたりしているようです。
治療
脈診、腹診をしてもらい、その後はだいたい下の流れでした。
仰向けで鍼
↓
うつ伏せで鍼・灸
↓
仰向けで鍼・灸
時間は、上記の診断と併せて、全ての回で60分でした。
“鍼”は基本的に浅く弱い刺激が中心なので全然痛くないです。
一度だけ風邪をひいた時に、鼻水対策で眉間に強刺激してもらったときは、「うほおお…」となりましたが、その後むっちゃ効きました。
また、流派にもよると思いますが、どこかで見たような何十本も刺すようなことはしませんでした。一定間隔で刺激を与えたら次。。というかんじでした。
“灸”もじんわり来た時点で外すので全く問題なく、気持ちいいくらいなので怖がることはないです。
鍼灸へ通った結果
転勤が言い渡されるまでの4,5ヶ月間で8回ほど通いました。
結果的に、大幅に良くなりました!
最後の回から3ヶ月ほど経っていますが、多少痛むことはあっても、ひどくなることは無くなりました!
○初回で原因を特定してもらった
→自分の場合は胃が死んでたのが原因でした。。もっとこう、姿勢が悪いとかクセみたいなものが原因と思い込んでたので、これは新しい発見でした。
半年前の転勤によって、環境の変化や送別&歓迎会での度重なる暴飲暴食が効いていたようです。(人の現在は半年前に食べたもの&生活で決まるとのこと)
このように、いい先生だと脈診、腹診だけで不調の原因をズバリ言い当ててきます。
○最初の1,2回で居ても立ってもいられない痛みは感じなくなった
○体質が変わった
→上でも書きましたが、多少痛くなることはあってもひどくはならなくなりました。
鍼の効果は蓄積し、続くそうです。
○自分の弱点を知り、できる対応を教えてもらった
→胃弱であることを知り、ハラマキのすすめや漢方などを教えてもらいました。
(ただし、鍼灸師は直接処方は出来ない立場なので、クスリ・漢方はあくまでも参考まで)
○そのほか東洋医学の観点でいろいろ教えてもらった
→良い鍼師とは、流派、治療の種類、プチ断食にはなにがいいか。。。
良い鍼灸院とは?
結局、治療も山場を越えたあたり(と言っていた)で再びの転勤指令により、通えなくなってしまいましたが、良い鍼師とはなにか、教えてもらいました。
□ 対症療法ではなく、根治を前提としていること
鍼治療でも、痛みに直接アプローチし、痛みを取り除くことのみを行うところも多いそうです。そうすると、すぐに元に戻ります。
流派は無数にあり、確認が難しいですが、治療の様子から根治を前提に治療しているか?が一つのチェックポイントとのことです。
□ 脈診・腹診でワカってあたりまえ!
脈診や腹診で身体の状態をみることができるのはあたりまえ。
身体の不調を言い当てて、それをあからさまに自慢してくる場合は、疑わしいとのこと。
□ チェーンなど大規模経営は避けたほうがよし
最近は鍼灸でもFC経営などがあるようですが、治療や診断が画一的になり出来ることが限られてくるので避けたほうが無難とのこと。
□ 見た目にダマされるな
出てきた治療師が風格のあるおじさんでも、実は脱サラして2年目ですなんてこともある。らしいです。
鍼灸を一つの選択肢に
慢性的な肩こりや背中の痛みなんかは、国民病クラスでみんなが悩んでいることと思います。
ここまで書いたことは一つの例ですが、数ある治療のなかで、一つの選択肢になればと思います。
正直、受ける鍼師によってもだいぶ変わると思いますが、、一回4000円の治療で通って、治っただけでなく、新たな視点も持てて、金額以上の価値はあったと思ってます。
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